『敬意を払う』意味

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

少しでも「なるほど！明日からに活かしてみよう」と感じてもらえたら幸いです。

今回は私が新卒として、社会に出た際に教わった事で今も残るモノをご紹介します。

何の為に・・・を考える

就活で意識するようになったことは？と聞かれたら、おそらくこのキーワードは上位に現れてくるのではないでしょうか。

敬語

私も新卒で就活をしていた当時、敬語の訓練やマナー講座、あとマニュアル本は購入した覚えがあります。

なんとか、見よう見まねで身につけた敬語を使って、無事に就職ができました。

就職をすると、今度はサークルや部活とは違う、また学校の先輩後輩とも明らかに違う、上司と部下という人間関係の存在を目の当たりにし、また敬語を改めて意識する日々が始まります。

そんなある日

私は営業職だったので、売上がなかなか上がらない中で、上司が私の営業に同行してくれる機会がありました。

一日中歩き回りましたが、なかなか良い結果に繋がらない。

時計を見れば、18時30分を回ろうとしています。『今日もダメかぁ』と私の心の声。。。

その時上司が「あと一件行っとくか？」と言う一言に私がだした答えは、、、

「じゃあ・・・行きます」

その途端、上司に胸ぐらを掴まれ

『だからダメなんだよ！バカヤロウ！』

と頭を叩かれ、かなり咎められたのを記憶しています。

※今なら許されない罵声と行為だったような

翌日

その上司から呼び出され、なぜ昨日怒ったかわかるか？と尋ねられましたが、その時は私も若さと向こうっ気がありムスッとしてました。

すると

『敬語や敬意はなぜ必要だと思う？

    俺はな、こう思うんだよ。 

    いつか自分がその人の上に立つ時が来る。

　その時、ちゃんとその人の場所を快く空け

　てもらわなければならない。

　だから心を込めて敬語や敬意は示すんだよ。

　お前は誰から見ても頑張ってるんだよ。

　でも、心にある隙が、言葉に現れる。

　いいか。報われないのは自分に原因がある。

　それに気づいて欲しいんだ』

この出来事で、仕事がなんたるか考えるようになり、仕事の大切さと面白さが分かるようになった気がします。

その後も何度もこの上司には叱られ、怒鳴られでしたが、今思うと。。。良い勉強でした。

敬意を払うとは

この言葉をインターネットで検索すると、すぐに意味は出てきました。

《相手に対する尊敬の気持ちなどを、話し方や行動などで表現すること》

だそうです。

でもこれは実に表面的です。

あの時、私に上司が言った言葉も、全てその通りとも言いません。

今思えば、とても打算的でもあるし、自己都合で自己中心的です。

しかし

心にある隙が、言葉に現れ、報われない原因は

そんな隙のある自分自身なんだぞ

と示したこの人は、とてもよく人を見れている上司たるべき人だったと感じます。

表面的な敬語や敬意は必ず見抜かれます。

それに、ボロが出る。

貴方は何の為に敬語や敬意を払っていますか？

敬語や、敬意を払うべき人に払っていますか？

その敬語や敬意に心が入ってますか？

最後に

他人を大事にする事が、自分を大事にしている事に繋がっている事を意識していますか？