必要な無駄という考え方
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
少しでも「なるほど!明日からに活かしてみよう」と感じてもらえたら幸いです。
就活生にとっては、限られた時間の中でいかに効率的に動けるかを考えているかと思います。
いや
就活生に限らず、全ての人が『効率』という言葉に支配されながら活動しているのではないでしょうか。
今回は私自身もまだ、充分に理解しているわけではありませんが、一つの考え方として、ちょっと心の片隅に留めておく事が大切かなと思える事を記しておきます。
ぜひ、ご意見などいただけたら嬉しいです。
語源は童話にあり
イギリスの政治家 ホレス・ウォルポール という人が、幼少期に読んだ《セレンディップの3人の王子》という童話にちなんで作られた造語 セレンディピティー をご存知でしょうか?
童話の内容をかいつまんで記すと。。。
『セレンディップの王子たち3人は、可愛い子には旅をさせろという王様の想いから世界を知る旅に出ます。その旅では、予想外のアクシデントに遭遇しますが、王子たちはアクシデントの解決はもとより、新たな何かを発見していきます。
なかでも、ラクダのキャラバンに旅の途中出会いますが、大切なラクダを一頭見失ったと相談を受けます。王子の一人は、そのラクダは片目ではなかったか?と即座に伝えると、キャラバンからは逆に盗んだ犯人だとし疑われ捕まってしまいます。しかし疑いが晴れた際に、なぜ見失ったラクダが片目だった事が分かったか尋ねられると、王子は道の左側の草だけが食べられていた事から推測した事や、他にも様々な気づいたことを伝えた事で、王子たちの聡明さはもとより、偶然の中にも有益は発見は潜んでいて気づけるかどうかである』
というお話です。
つまり
《何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能》
《ふとした偶然をきっかけに、幸せを掴み取る》
という意味に置き換えられています。
私はキャリアコンサルタントの勉強会でこの言葉を知りました。
ちなみに、この言葉や意味はキャリアコンサルタント試験には全く関係ないのですが、意味を講師から耳にして、とても印象深かったのです。
就活にもその一面あり
私は新卒者の就活には、このセレンディピティの意味する側面は必ず潜んでいると考えています。
まだ社会人経験が浅い、ないしは語弊を恐れずに言えば、人生経験が短い、若いという事は、知らないこと、理解し難い事が必然的に多い筈なのです。
それなのに
聞きかじりや、知りかじりで『効率』を急ぎ、
『遠回り』するという事を排除する事が重要だと思い込み過ぎてしまっている風潮に危うさを感じます。
私はあえて言葉にします。
必要な無駄
をどのように自分に取り入れて生きるかがこれからの長い人生には大切だと考えます。
ロジカルは必要不可欠です。
しかし、素敵な偶然に出会って欲しい。それが予想外のものに繋がっていくのが人生です。
就活での活かし方ありますよね?
そうです!
- 興味のない企業を受験する意味
- 第一志望の企業に受からなかった
- 行きたい会社がない
なんにも悔やむ事も悩む事もないんです。
そこにも、幸せは潜んでいますよ。
備考
- 『計画された偶然性』はまた後日に!
どこにでも咲いているそうです。
名前知ってますか?