添削における心構え
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
少しでも「なるほど!明日からに活かしてみよう」と感じてもらえたら嬉しいです!
就活生から履歴書添削の依頼をお受けし、添削結果を返す際に、いつも添える事があります。
〜添削結果として記したアドバイスの中で、貴方が『あっ、、、私の伝えたい事が、私の言葉よりも伝わりやすくなってるな』と感じたら、それはもう貴方の言葉です。だから私に遠慮したり、後ろめたく感じる必要はありません。勿論!許可のお願いも必要ありませんからね〜
キャリアコンサルタントの役割
キャリアコンサルタントには倫理要綱というものがあります。
倫理要綱に記された、キャリアコンサルタントの役割とは
「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと(職業能力開発促進法・第二条第5項)」
と定義されています
そして、キャリアコンサルタントにおいて相談者に対して強く強く意識すべき事があります。
それは
キャリアコンサルティング協議会倫理綱領7条自己決定権の尊重 と言われるもので以下に記します
1 キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングを実施するにあたり、相談者に対してキャリアコンサルティングの目的、範囲について、必要かつ十分な説明を行い、相談者の理解をえて職務を進めなければならない
2 キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルティングにおいては、相談者の自己決定権を尊重しなければならない
自己決定権とは
自分の生き方や生活、思考に関して、他者からの干渉を受けずに、自ら決定できる権利
この相談者の自己決定権を強く意識し、守り、促すことがキャリアコンサルタントとしての役割となります
キャリコンの言葉に権利はない
著作権という観点から、法律家の先生からはお叱りを受けるかもしれませんが。。。
私が相談者の履歴書に添削する際に添える冒頭の言葉は
《私は貴方が自分の本音に気づけるヒントを示しただけであり、貴方が本音に気づけたと実感できたなら、その言い回しや表現を誰が作ったかではなく、既に貴方のモノです》
を意味しています
キャリアコンサルタントは自らの示した事や、伝えた事に権利を主張する存在ではありません。
守秘義務を重んじ、相談者の利益を第一に考え、相談者の自己決定権を守っていくのが、キャリアコンサルタントです。